sea-dragonのブログ

心の中の本音・・・

出会い

記憶をたどる・・・



そもそもの出会いは


かれこれ7,8年前になるのか・・・?


定かではないが6月であることは間違いない




記念日はなんとなくで覚えている


その度に格別何かお祝いをするようなタイプの女ではない私


だから何月何日という覚え方はしていない





じゃあ、何故6月だと7、8年も前のことなのに


確信があるかと言えば


私の誕生日が5月


誕生日を過ぎてすぐに前の男と別れてしまい


むしゃくしゃしていたので出会い系サイトに登録




そこでひっかかった数人の内の一人が今の内縁である


簡単な関係・・・


会ってご飯食べて酒でも飲んでバイバイのつもりで会った


数人のうちの一人




出会い系サイトって登録すると


餌に群がる鯉のようにわさわさと男が寄ってくる


「はじめまして、よかったら・・・」のメールが


一日中私の携帯をうならせる




返事を書く間もなく次から次へとメールの着信があるのである


従来面倒くさがりの私が全てに対応できるはずもなく


携帯が静かになってから数人、無差別に返信した中に彼がいたのである




じゃあ、なんで興味をもったか・・・


単純に彼の写真と簡単な自己紹介がひっかかった




ちょっとはにかんだ笑顔と顔立ち


やんちゃそうな雰囲気


今まで出会ったことがないタイプかも・・・





自己紹介を見る


Barを経営しているのね・・・ふんふん


お酒飲みついでにお店に行けば


2人っきりで会わずにすむし


嫌なら飲み代払ってサッサと帰れるし


なんて・・・


会うことには何の抵抗も無く


「店に会いにきて」


のお誘いにあっさりOKしたのである




6月といえば梅雨時


その日も雨だった




Barのある店は教えられた最寄り駅からかなり遠く


駅前の商店街を通り抜け、なんだか暗い住宅街を


雨の中、ひたすら歩いた




途中で


ホントにこんな駅から離れた住宅街にBarなんてあるの?


出会い系だからやっぱヤバイかな?


騙されたのか?


と頭の中を不安がよぎる





道を間違っているのかと思い


彼に電話をして確認する・・・


どうやら間違っていないらしい・・・





この時点であやしいな~と思いつつ


せっかくここまで来たんだし


このまま帰るのも来た時間を無駄にするようで嫌だし


という、いつもの意地っ張りなわたしの悪い気性が出てしまい


たどり着くまでとことん歩こうと決めて


確かな足取りで歩くこと20分・・・






やっとそれらしい看板があやしい光を灯していた






自分の誕生日の後


雨が降っていたその日


傘をさして暗い道を華奢なミュールでとぼとぼ歩く


足元はびちょびちょ


このキーワードのおかげで出会いは6月だと覚えているのである